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『One ・Two ・Three / The 摩天楼ショー/モーニング娘。』 [ハロプロ]

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こんばんは。
モーニング娘。です。
彼女たちのニューシングルが話題ですね。
芸能生活15周年、そして50枚目のシングル。
まるで演歌歌手みたいですが、ちがうんです。
アイドルなんです。

歴代の伝説のアイドルたちが獲得することの出来なかった永遠の若さ。
盛者必衰の芸能界。
しかし、メンバーの脱退&加入を繰り返す新陳代謝で永遠の若さを授かるモーニング娘。
長きに於いてアイドル界の第一線を走り続けています。
これまでの50枚のシングルのジャンルの幅も凄いですね。
歌謡曲っぽいものからディスコ、アイドルの有名曲のカバー、ラテン、エスニック歌謡、フォーク、ビッグバンド、スカ、ダブステップなどなど。
ヴァラエティに富んだ作品が多いですけれど、ダンス&ヴォーカルユニットとしてのキモであるダンスミュージックに重きが置かれていることが、今回の記念すべきシングルでお分かりだと思います。
70年代に於いて巨匠、筒美京平さんが熱心にディスコミュージッックを研究&追求されたようなことを、現在つんく氏もされているような気がします。

第50枚目を飾るのはガキさんの後を受けて8代目リーダーに就任した、道重さゆみさん率いる新生モーニング娘。8期メンバーの光井愛佳さんの卒業もありました。
構成メンバーに於ける空洞化の心配を吹き飛ばす成長ぶり。
ダンス専科なモーニング娘。を象徴する強力両A面シングル。

まずは『One・ Two ・Three』。
タイトルからして、リズムを意識してサウンドを構築しているような。
“りほりほ”こと鞘師里保さんの雄叫びがオートチューンに刻まれていくイントロからカッコいい。
幾何学模様の如き電子音がリズミカルに音の空間を支配します。
基本的にシンプルなメロディ展開、タイトなリズムと重低音。
バックトラックだけを聴いているともやはリズムトラックといって差しつかえのない、無駄を削ぎ落したアレンジに驚かされます。
超Happy Song」でも大活躍な大久保 薫氏の良い仕事。
実にクールなエレクトロニカ。
クラブよりなサウンドですけれど、やはりメロディメイカーなつんく氏が手掛けるサウンドの中心には「歌」が来ますね。



セクシィでカラフルなダンシングドールたち。
乙女の切なる想いを託します。
堂々たるセンターを田中れいなさんと務めるりほりほ。
Perfumeのかしゆかさんのような。
どちらも広島出身じゃけん。

もうひとつのA面は『The 摩天楼ショー』。
エンターテイメントの都、摩天楼をバラ色に染めるかの様なパーティチューン。
ミラーボールの様な100万ドルの夜景と踊らん哉。
ダンスマシーンと化したモーニング娘。
「LOVEマシーン」「恋愛レボリューション21」「笑顔 YES ヌード」「愛の園」(おとめ組)「この地球の平和を本気で願ってるんだよ!」などのダンス系ナンバーの集大成の様な。
ブラスセクションのワクワクするようなブロウを効果的に使って、ゴージャスでフレキシブルなアレンジが実にファンキーこの上ない。
グイグイとハートに迫るベースライン。
ワイルドかつ洗練されたサウンド フォルム。
このサウンドの質感もニューヨーク的。
間奏のスリリングな展開にクラクラします。
鈴木俊介氏による素晴しいプログラミング。
田中れいなさんの歌もカッコいい。
「One・ Two ・Three」も大好きですけど、「摩天楼ショー」の方が好きです。
ライヴで踊り狂いたい曲。

今回も数々の初回盤が同時リリースされていますが、その種類ごとにカップリング曲は異なります。
僕が購入した初回盤Eには天気組こと、10期メンバーをフィーチュアしたオリジナル曲「青春ど真ん中」が収録されています。
初回盤Fも同内容ですが、「One ・Two・ Three」のPVを収めたDVDはありません。
初回盤A、Bにはロッキーズ(6期)、初回盤C、DにはQ期(9期)名義のオリジナル曲がカップリングに収録されています。
「青春ど真ん中」はアップテンポの可愛らしい曲。
広末涼子さんの「MajiでKoiする5秒前」のような。
だーいし、くどぅー、まーちゃん、そしてはるなんの4人の初々しい歌声を楽しめます。
こちらもアレンジは大久保 薫氏。

魅力的なダンスパフォーマンス、そして高い音楽性に支えられての15年。
その15年の真価、深化、進化を発揮した今回のシングル。
売り上げも上々と云うコトでこれからの現役メンバーたちの成長が楽しみです。

娘。を始めとして、℃-ute、Berryz工房、真野ちゃん、そしてスマイレージのそれぞれの活動も快調だし、今、本当にハロプロは面白過ぎます。

『One・ Two・ Three』《EPCE〜9》〈作詞・作曲:つんく/編曲:大久保 薫〉(04’28’’)【2012】


One・Two・Three/The 摩天楼ショー(初回生産限定盤A)(DVD付)

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  • アーティスト: モーニング娘。
  • 出版社/メーカー: UP FRONT WORKS Z = MUSIC =
  • 発売日: 2012/07/04
  • メディア: CD



One・Two・Three/The 摩天楼ショー(初回生産限定盤C)(DVD付)

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  • アーティスト: モーニング娘。
  • 出版社/メーカー: UP FRONT WORKS Z = MUSIC =
  • 発売日: 2012/07/04
  • メディア: CD



シングルV「One・Two・Three」 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: アップフロントワークス(ゼティマ)
  • メディア: DVD



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コメント 4

ノリ

「One・Two・Three」と「The摩天楼ショー」…伝統と革新を兼ね備えた50枚目にふさわしいシングルですね。
ワタクシも摩天楼の方が好きです。
娘。の音楽性の幅広さは現在流行のアーティストとは一線を画しますね。
日本の歌手だと美空ひばりか小林旭か(笑)
解散させるにはもったいない。
メンバーも個性豊かで今後が楽しみです。
by ノリ (2012-07-12 00:08) 

いとぞう

モー娘。50枚目なんですね。PVも曲もカッコイイですよね。
アイドルグループにおいて、次々とメンバーチェンジしつつ活動続けてるのは画期的なことだし、アイドルグループの一つの方向性を示してますよね。昔では考えられないことだと思います。
応援してきた子が卒業したりすると寂しいけど、新陳代謝が激しいことがモー娘。の活性化に繋がってるのでしょう。だから常に輝いているのだと思います。
by いとぞう (2012-07-12 19:14) 

都市色

>ノリさん、こんにちは。
コメントありがとうございます!
さゆも誕生日おめでとうです。
この勢いでこれからも突っ走って欲しいです。
娘。の音楽性の幅、そうですね。
「モー娘。のお座敷小唄」とか「モー娘。の摩天楼ショー歌」なんて曲があってもおかしくない!
ニッポンの歌謡史の伝統に則ってますね。
by 都市色 (2012-07-14 08:49) 

都市色

>いとぞうさん、こんにちは。
コメントありがとうございます!
現代の多くのアイドルグループの活動環境は娘。が整備したとも云えますよね。
一時期人気にやや翳りはあったとはいえ、コンスタントにオリコン10位以内をキープし続けていたのは凄いと思います。
最近はますます可愛い娘が加入して、注目しちゃいます。

by 都市色 (2012-07-14 08:58) 

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