『No Music, No Life /平賀さち枝 』 [邦楽ロック10年代]
こんにちは。
ガールポップ、シンガーソングライター編。
平賀さち枝さんです。
昨年買ったアルバムで最も聴いた女性シンガーソングライターは平賀さち枝さんのデヴューアルバム「さっちゃん」でした。
70年代の爽やかなフォークミュージックを素朴に健やかに歌う、岩手県出身の二十歳過ぎの女の子。
どこにでもいそうな、現代を生きる普通の女の子の佇まいで。
小鳥がさえずるように、自由で、ナチュラルな音楽はとても新鮮でした。
朝。
いつもより少し早く目が覚めたとき、ぼんやりと過ごす朗らかな朝ぼらけのひとときの幸福感。
そんな長閑なイメージが平賀さち枝さんの音楽にはあります。
そんな訳で、平賀さんのシングルを。
その名も「No Music, No Life」。
ご存知タワーレコードの有名なキャッチコピーを曲名にしていますね。
という訳で、これはタワレコ限定のシングル。
しかも新宿店限定です。
五月に店舗をリニューアルした時の記念でしょう。
このシングルのジャケットも新宿店をバックに撮影されてるようですね。
このシングルは通販では取り扱ってないので参りました。
仕方なく、お店に取り置きしてもらって、東京に住む妹に頼んで買ってきて貰いました。
ありがとう、妹氏。
このブログをブックマークしてくれているようです。
お元気ですか?
二曲とも4月にリリースされた最新ミニアルバム「23歳」の収録曲ですが、音源が異なります。
チョット紹介するのが遅くなっちゃいました。
まずは「No Music , No Life」《at TOWER RECORD SHINJUKU 弾き語りver.》。
と云うコトでタワーレコード新宿店内での演奏が録音されています。
平賀さんの爪弾くアコースティックと歌声。
そよ風のように優しい歌が淡々とたおやかに流れ、響いてゆきます。
電車を乗り継いでお店へ出かけて手に入れた新しいレコードの喜び。
そして愛しい人々との生活。
音楽〈music〉と生活〈life〉が親密に結びついている、うた。
音楽生活、それは自然に、あたりまえのように。
演奏の中では、お店の中で聴こえて来るノイズも少し含まれています。
咳をする音、話声、衣擦れ、レジの音、気配、足音、などなど。
その音は店内で人間がCDを買おうとするときに発せられた音。
そういう音までひっくるめて「No Musc, No Life」。
「音楽のない人生なんて…」。
音楽。
う〜ん、深いですね。
音楽がなかったら、どうなるんでしょう。
まず、このブログはないでしょう。
極めて瑣末。
どうでもいいですね。
二曲目と三曲目はどちらも「目黒川」。
目黒川へ恋人と出会った日の想い出を綴った静かな歌。
前者は野村卓史さんが演奏するピアノと平賀さんの歌で。
後者は実際に目黒川のたもとでのギターの弾き語りで。
どちらも詩情豊かなメロディと平賀さんの清らかで初々しく少し儚げな歌声が想い出をせつなく美しく彩ります。素敵です。
アコースティックな楽器の音の陽だまり。
う〜ん、僕はきっと平賀さんの歌に恋をしているんだと思います。
平賀さんが音楽を始めたのは高校卒業後、上京してからと云います。
まだまだ彼女の音楽人生は始まったばかり。
これからどのように成長していくか楽しみです。
ちなみにジャケットで平賀さんが差している傘は日傘ではなく、
タワレコで売っている透明な傘です。
『No Music. No Life』《kitkl-001》〈作詞・作曲:平賀さち枝〉(04'03'')【2012】
2012-08-02 12:27
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