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『ROAD TO BUDOKAN 2012 -Bad Flower-/東京女子流』 [東京女子流]

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こんばんは。
遅くなっちゃいましたが、女子流さんのシングルを。
『ROAD TO BUDOKAN 2012 -Bad Flower-』というシングルのタイトル。
開催まであと約一ヶ月に控えた初の武道館単独コンサートへの気合の一発。

リードトラック『Bad Flower』は作曲を林田健司さんが手がけており、ハード歌謡ロックに仕上がっています。
ドタバタと荒ぶるドラミング、ノイジーに吼えまくるエレキギター、疾走するビート、情熱的なメロディ。
まさに青いイナズマが迸りそうです。
松井 寛氏による起伏に富んだワイルドなサウンドを乗りこなす女子流さんたち。
サウンドに埋没されない歌唱力の鋭さ。
10月、大阪の音楽フェスティバル“ミナミホイール”に出演した彼女たちのライヴでもこの曲を観ましたが、激しいサウンドを華麗にダンスと歌で表現していました。



ピンヒールを履いて、長いショールのようなものを纏って淀みなくパフォーマンスするのはとても高度ですよね。
さすがです。

カップリングは『ディスコード』。
ジャケットA、B、C、の三種類に共通して収録されています。
作詞は鈴木静那さん、作曲は大西克巳さんという、『Limited Addiction』のコンビです。
『Limited~』と『Bad Flower』をミックスしたようなファンクサウンド。
珍しくヴォーカルをオートチューンで少し加工しています。

そして、シングルの種類別のカップリング曲を。
ジャケットAとBのみに収録されているのが『LolitA☆Strawberry in Summer』。
この曲はavex所属の5人組女性ダンス&ボーカルユニット“SweetS”のデヴュー曲です(2003年)。
女子流さんたちの先輩に当たるアイドルグループですが、僕はほとんど知りませんでした。
今回のカヴァーで初めて聴きました。
avex系のダンスグループってあんまりこれまで好んで聴いてきませんでしたが、いい曲ですね。
90年代以降、ダンスミュージックに特化したavexの女性ダンスグループの伝統を感じさせますが。
曲の展開もメロディアスで聴かせます。大サビも良いです。
SweetSのオリジナルヴァージョンも聴きました。
イイですね。
原曲は00年代初頭のヒップホップ~R&B風なサウンドですが、女子流版の松井アレンジはロックテイストですね。イントロに土方隆行さんのトラッドフォーク風のアコースティックギターソロから始まってダンサブルなロックチューンが展開されていきます。
そして最大の聴き所は庄司芽生さんがリードヴォーカルを取っていることでしょう。
メンバーの中では控えめな感じのするめいてぃんですが、歌手としての成長を著しく感じさせる熱唱です。
こちらも十月にライヴで聴きましたが良かったです。
丁度今読んでいる小説がナボコフの『ロリータ』なので何となくタイムリーでした。
それからジャケットAには『Bad Flower』と『LolitA☆~』のPVが、Bにはおでかけムーヴィが付きます。
『LolitA☆~』のPVはプリキュアのエンディングって感じでした。
今そういうのが流行ってるんですね。

そしてジャケットCには恒例のアレンジャー松井 寛氏による『Bad Flower』のリミックスが入っています。
《Royal Mirror Ball Remix》シリーズ。
激しいロックビートが煌びやかな四つ打ちにトランスフォームされ、ワクワクするビートにグッと来ます。
こちらもお勧めです。

このリミックスシリーズも増えてきたので、是非12インチのアナログでドーンとリリースして欲しいと思います。

今回のシングルは活発なプロモーションの成果もあり、オリコン初登場4位になりました。
彼女たちにとって初のトップテン入り、いやトップ5入り。
おめでとうございます。
来月の武道館公演に向けてさらに士気も高まることでしょう。
さらに早くも来年一月に3rdアルバムのリリースもアナウンスされてますます楽しみな女子流さんです。

『Bad Flower(ジャケットA)』《AVCD-48483/B》〈作詞:黒須チヒロ/作曲:林田健司/編曲:松井 寛〉(05'55'')【2012】


ROAD TO BUDOKAN 2012 ~Bad Flower~ (SG+DVD) ジャケットA

ROAD TO BUDOKAN 2012 ~Bad Flower~ (SG+DVD) ジャケットA

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: avex trax
  • 発売日: 2012/10/17
  • メディア: CD






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コメント 2

いとぞう

女子流、カッコイイですね!
武道館への道のりをそのままCDのタイトルにしたところに並々ならぬ意気込みを感じます。曲もハードなロックで。女子流はもはやアイドルの域を超えてるイメージがあります。武道館LIVEの成功を願いたいですね。
by いとぞう (2012-11-18 21:18) 

都市色

>いとぞうさん、こんばんは。
コメントありがとうございます!
現在でもやっぱり武道館の存在というのは大きいのですよね。
個人的には女子流さんにはいつまでもアイドルっぽさを残し続けて欲しいと願っています。
最近の大人びた曲、勿論悪くないですが、そろそろまた年齢相応のとろけるように可愛らしい曲も聴きたいのです!
by 都市色 (2012-11-21 18:30) 

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