『ジングルガール上位時代/Tomato n' Pine』 [邦楽女性アイドル10年代]
こんばんは。
今年もクリスマスが頼みもしないのに背後に近づいてきたので、クリスマスのシングルを取り上げましょう。
Tomato n' Pineの『ジングルガール上位時代』。
この曲はちょうど2年前の冬にリリースされました。
散開から、一年も経ってしまいました。
凄く昔のことのように感じられてしまうのがアイドル界のおとろしいトコロであります。
でも楽曲はそんなこと関係なく魅力を変わらず放ち続けています。
まずはタイトルソング『ジングルガール上位時代』。
これは『女性上位時代』のもモジリなのでしょうか。
ピチカートマニアはドキッとしちゃいます。
という事はさじずめ彼女たちは“女性上位時代'S”といったトコロでしょう、なんてピチカートマニアにしか通じないことを言ってみたり。
余談はともかく。
7拍子の意表を突くリズムによるイントロからカッコいい。
そして本編はバンドサウンドを基調としたロックンロールなミディアムな8ビートで展開されます。
24日の夜に待ち合わせる一組のカップル。
彼氏を駅前で待ち合わせる女性側の視点で描かれる聖夜の物語。
約束の場所でに彼はやって来るのか?リアルタイムで進行する描写にドキドキ。
そして夜空には白い雪が・・・。
作詞はジェーン・スー女史と玉井健二氏。
作曲はHIDENORI TANAKA氏。
そして情熱的な想いを載せたグッとくるサビの展開に昇天です。
間奏でのトマパイの三人の胸の高まりを叫ぶセリフも泣けます。
http://youtu.be/5jqucEAZs18
もうホントにイイ曲。
二曲目は『雪がふるから・・・』。
こちらもクリスマスにまつわる楽曲。
24日の前日のいわゆる“イヴ・イヴ”に(今日か)女三人でパジャマパーティ。
女子会ってやつです。
お馴染みの仲のいいメンツでのぶっちゃけ話に花が咲きます。
作詞は同じく玉井氏とスー女史。
作曲はKOTARO KUSUNO氏。
話は盛り上がりつつも、その話が発展しすぎて、ありし日の冬の恋の思い出までリメンバー。
こちらもハッとするようなリズムの連打のイントロがカッコよし。
パーティの楽しさを伝えるAメロ、Bメロ、そして切ないメモリーに思いを馳せるメロディの美しさ。
三人の透き通るような歌声も雪のようにキラキラ。
甲乙付けがたいクリスマス・ソング。
そして三曲目は『ワナダンス』。
ダンサブルなフィリーソウル調。
彼女たちが当時、毎月主催していたクラブでのライヴイベント『PS2U』のテーマソングって感じで。
イントロからマクファデン&ホワイトヘッドのダンスクラシック『恋はノンストップ(Aint No Stoppin Us Now)』が巧みに引用されています。
実にメロウでファンキーなディスコサウンド。
非の打ち所のない、ゴージャスなトラックメイキング。
大好きです。
アイドルソングとタカを括ってると痛い目にあいます。
四曲目は『なないろ☆ナミダ(SNOW BOSSA REMIX)』。
彼女たちのセカンドシングルでもある曲のウィンター仕様のリミックス。
アコギのリズミカルな響きと氷の結晶のようなシンセのデコレーションが眩いサウンドです。
いやぁ、内容盛りだくさんのシングル。
agehaspringのイイ仕事。
う~ん。
トマパイ、イイなぁ。
彼女たちの唯一のアルバム『PS4U』はポップスファン必聴の名盤ですね。
『ジングルガール女性時代』《SRCL-7798~9》〈作詞:Kenji & Jene作曲:Hidenori Tanaka/編曲:Kenji Tamai ,Akishi Kosai〉(04'26'')【2011】
The First and The Last Live DVD POP SONG 4EVER~散開~
- 出版社/メーカー: T-Palette Records
- メディア: DVD
タグ:クリスマスソング
>はせおさん、nice!ありがとうございます。
by 都市色 (2013-12-30 00:37)