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『COSMOの瞳/bump.y』 [邦楽女性アイドル10年代]

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こんばんは。
アイドルポップスをガンガン紹介していきましょう。
続いては、bump.yのニューシングル『COSMOの瞳』です。

この曲、早くも年間ベストシングル候補です。
掛け値なしに名曲だと宣言しちゃいましょう。
こんなアイドルポップスを待ってたの!
『COSMOの瞳』というタイトルからして、なにやら王道っぽいセンスがありますね。

5人組の女性アイドルグループ、bump.yの6枚目のシングル。
メンバーは桜庭ななみさん、宮武美桜さん、高月彩良さん、松山メアリさん、宮武 祭さん。
個々に女優としても活躍中です。
そして年齢も個性もバラバラ、だから〈bumpy〉(起伏がある、デコボコ)。
でも五人とも紛うことなき美少女ですね。
これまでリリースしたシングルも良い曲が多かったですが、今回は決定打。
場外ホームラン、いや地球圏外ホームラン。
そんなユニヴァーサルな広がりを持ったサウンド。

タイトルソングをプロデュースしているのがノーナ・リーヴスの西寺郷太氏。
バンドの活動の傍ら、近年はマイケル・ジャクソン研究家として活躍中。
もちろんソングライターやプロデュース業でも良い仕事を残されています。
中島美嘉、V6、南波志帆、ハルカリなどなど。
ノーナは筒美京平氏のプロデュースで曲も出したこともありました。
京平先生の下で曲作りのノウハウを学んだのかもしれません。
この曲は同じく、Jポップ界で広く活躍しているソングライター/アレンジャー谷口尚久氏との共作です。
このお二人が過去に作曲・編曲したミズノマリさんの『気絶するほど、ラグジュアリー』(作詞はショコラ&アキト)がとても好きでした。

さて、『COSMOの瞳』、
演奏なしで、最年少の宮武 祭さんからの無垢な歌い始め、
次いで他のメンバーが代わる代わる歌い継ぐイントロからドラマティック。
西寺プロデューサーが尊敬する少年隊の『君だけに』っぽいですね。

そして本編が始まります。
ズンズンと突進する弾力のある8ビートのリズムに乗って、
透明感のあるMelodyがしなやかに展開されていきます。
ミクロの世界の中、氷の結晶が形作られていく過程を見るような、陶酔感のある旋律の流れ。
曲の構成は意外なほどシンプルですが、
極上のスウィートなメロディが何度も繰り返されて、深い印象を心に濃く、深く残していきます。
80年代のアイドルポップスのような豊穣なメロディ。
どこか懐かしい感じのメロディですが古い訳ではなくて、不思議と眩いほどに瑞々しい輝きを湛えています。
非の打ち所がありません。

bump.yの五人はさすが女優として活躍されているだけあって、歌唱への表現が豊かですね。
歌詞の中の、恋に落ちた少女の戸惑い、畏れ、喜びを丁寧に演じていますね。
どうすることも出来ない恋のチカラ、その重力(Gravity)。
思いを寄せる相手の瞳の魅力は宇宙(COSMO)。

曲のブレイクでの桜庭ななみさんのさりげなくも情熱的な語り、キュンとしますね。

彼女たちの魅力を生かした楽曲。
西寺氏のプロデュース、冴えてます。
谷口氏によるアレンジ、エレガントなバックトラックのプログラミング。
星の瞬きのようにキラキラしたシンセの響き。
スプレンディド。
意外とさりげないエンディングもこれはこれで良いと思います。
流れ星のような散り際で。



5人のスマートで淀みないダンス、華麗です。
センターがクルクルと変わっていくユニークなフォーメーション。


2曲目は『エスケープ』。
ティーンエイジャーの悩みは何も恋だけでは御座いません。
学生の本分である勉強も大変。
試験の直前なのに集中して勉強できない悩みが歌に綴られています。
ポップで親しみ易いメロディに乗って。
作詞:サイトウアカリ、作曲:Ma Kyung Sik、編曲:Okoon。

3曲目は『Be Mine ~code of flowers~』。
東京女子流を髣髴させる、R&B風のメロウなミディアムチューン。
恋の切なさを歌っています。
この曲も良いですね。
作詞:渡辺千穂、作曲・編曲:藤未樹。

上記の3曲は初回盤Bの収録曲。
初回盤Aは『COSMOの瞳』『エスケープ』の2曲と前者のPVを収録したDVDが付いています。


初回盤BにはDVDの代わりに缶バッヂが付いてきます。
メンバーそれぞれをデザインしたものとメンバー全員のものの6種類の中から、ランダムで一個入ってます。
僕の買った盤にはこちらが。

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やったぜ!
yikes!!
ななみさんッダー!!
デヴューした頃からファンです。
もう今年の運を全て使い果たした気分。
缶バッヂのオマケって結構好きです。
このバッヂは暗いところでも光るんです。

それはそれとして。
通常盤は初回盤と3曲目だけ収録曲が異なります。

通常盤3曲目は『サンデー』。
家庭で大切に飼っていた動物が亡くなってしまうお話。
朗らかで愛らしいメロディに包まれながら、“サンデー”という名前のペットへの感謝の気持ちを歌っています。
少年の視点で書かれたイノセントな歌詞。
悲しいテーマなんですが優しい彼女たちの歌とメロディで温かい気持ちになれます。
これも、ちょっと泣いてしまいそうに良い曲なんです・・・。
作詞:サイトウアカリ、作曲:木下智也、編曲:楊慶豪。

先日、尼崎で彼女たちのシングルリリース記念のインストアライヴを見て来ましたが、とても盛り上がってました。彼女たちが見えないほど。
少しだけ観れましたがホント素晴らしかったですね。
“COSMOの瞳”そのものでした。

最近のアイドルはヴァラエティに富んでまして、
良い意味でガツガツしていて、生き馬の目を抜くような勢いを感じさせるグループが多いですね。
そういうのも勿論良いですが、bump.yのような可憐でオーソドックスなアイドルグループも末永く活動していって欲しいです。
西寺郷太さんのプロデュースでこれからも作品を出していただきたいですね。

以上、ksddなアイドルヲタでした。

『COSMOの瞳』《PCCA03777》〈作詞:西寺郷太・谷口尚久/作曲:谷口尚久・西寺郷太/編曲〉(04’07’’)【2013】


COSMOの瞳 (初回限定盤A)

COSMOの瞳 (初回限定盤A)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2013/01/16
  • メディア: CD



COSMOの瞳 (初回限定盤B)(CD+グッズ)

COSMOの瞳 (初回限定盤B)(CD+グッズ)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2013/01/16
  • メディア: CD



COSMOの瞳 (通常盤)(CD only)

COSMOの瞳 (通常盤)(CD only)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2013/01/16
  • メディア: CD


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コメント 5

いとぞう

「COSMOの瞳」名曲ですね!年間ベストシングル候補というのも頷けます。なんだか聴いていてホッとします。それぞれのボーカルも良し。
ライヴも楽しめて良かったですね~。
桜庭ななみさんは最初に見た時から「都市色さんが好みそうな美女だなあ」って思ってたんですよ実は。やっぱりお好きだったんですね!缶バッヂ、ヤッタネ。こういう時ってなかなか意中の子のモノって当たらないもの。ツイてますね!
by いとぞう (2013-01-27 20:02) 

都市色

>いとぞうさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
ホント、良い曲ですよねー。
やっぱりアイドルソングはときめいてナンボです。
僕が好みそうな女の子のタイプ、判ってしまうものなのですねぇ。
by 都市色 (2013-01-29 04:33) 

夏の友達

ちょっと前の記事に失礼いたします。
この曲めちゃくちゃいいですよね!
自分も2013年暫定1位になってます!まあどうなるかわかりませんが。
それだけいい曲!
イベント見られたんですね。
自分はイベントの時期バタバタしていて観に行くことができず。
次のシングルのリリイベは行きたいと思ってます。
その時に生で「COSMOの瞳」を歌う姿を見てみたいな、と思っています!
都市色さんのブログ自分のブログにリンク貼らせていただきました。
都合が悪い場合は言ってくださいね。外しますので。
よろしくお願いします!
by 夏の友達 (2013-03-30 21:19) 

都市色

>夏の友達さん、こんばんは。
コメントありがとうございます!

『コスモの瞳』、良いですよね!!
年間ベスト級ですよね。
初めて聴いたときからグッときました。
このシングルを手がけた西寺さんはこの後もbump.yを担当するという話を小耳に挟んだのでこれからのシングルも楽しめそうですね。

リンクして下さってありがとうございます。
こちらもさせて頂きました。
こちらこそ、これからもよろしくお願いします。
by 都市色 (2013-03-31 00:48) 

new era

帽子 サイズ
by new era (2013-10-02 17:17) 

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