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『Show Me Your Space ~君の宇宙を見せて/ポプラ』 [アニメソング]

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こんばんは。
ドンドン行きましょう、“俺のラグジュアリー歌謡”特集。

前回に続いてラグジュアリーなアニメソング。
『OKAWARI-BOY スターザンS』(1984)というアニメから。
これはタツノコプロ作品ですね。
土曜日の夕方に放送されてました。
逆転イッパツマン』、『未来警察ウラシマン』に続く作品でした。
当時、観ていました。
タイムボカンシリーズのようなユーモラスな感じで。
笹川ひろし、小山高男両氏も関わっています。
キャラクターデザインは天野嘉孝氏。
でもタイムボカンシリーズほどの面白さはなかった気がします。

主人公の少年、スターザンSは2.5枚目なキャラなんだけど、ヒロインの前だと2枚目のキャラに突然変わったりするんですよね。Dr.スランプのセンベエさんみたいに。

というわけでA面はオープニングテーマの『Show Me Your Space ~君の宇宙を見せて』。
とても印象に残っています。
この曲を作ったのが古田喜昭氏。
ときめきトゥナイト』のOP&EDテーマで有名ですよね。
他にも当時のアニソンでは沢山素晴らしい作品を残されています。
『ラグジュアリー歌謡』誌上でも古田さんの作品は多く取り上げられています。
アニソン以外で一番有名なのはシュガーの『Wedding Bell』ですよね。

宇宙を舞台にした物語に相応しい、冒険心溢れる開放的なメロディ。
聴いていて胸が高まりますね。
石田かつのりさんによるアレンジも効果的で、
ダンサブルで軽快なリズム、フィラデルフィアソウルのようなゴージャスなブラス、浮遊感のあるシンセサイザーの音色。
星間を瞬きながら駆け巡るようなサウンドですね。

歌っているのはポプラさん。
『夢戦士ウィングマン』のテーマソングを歌っていたことでもご存知だと思います。
ソウルフルで伸びやかでパンチの効いた歌声。
スケールの大きな歌声で物語の世界に導かれる気分。



かっこいいメカニカル・デザインは大河原邦男氏だと思ってましたが、アンモナイト。
デザイナー集団なのでしょうか。
あ、関係ないですけど超大河原邦男展、行く予定です。
河原崎長一郎じゃないですよ。


B面はエンディングテーマ『恋する気持ちはドーナツの中』。
こちらも作詞作曲は古田喜昭さん、編曲は石田かつのりさん。
こちらは一転してオールディーズ風なロックンロール。
歌っているのはアイ高野さん。
元カーナビーツ、クリエイションですね。
クリエイションのヒット曲『ロンリーハート』を歌っていたのもアイ高野さんですね。
『銀河疾風サスライガー』のオープニングテーマは愛称の“MOCHIN”名義で歌っていました。
この曲も良いですよね。
恋する気持ちは~』ではエルヴィス・スタイルで歌い込んでいます。
エルヴィスの死因の一つである、ドーナツの食べすぎというコトも引っ掛けてるんでしょうか。



聴いてお分かりのように、
古田さんは大滝詠一さんみたいにメロディアスな曲、ノヴェルティな曲を巧みに書き分ける作家です。
ユーモアがあって洒落ていますよね。
近いうちに古田喜昭特集をしてみたいな、と思います。

僕がアニメを一番観ていた時代が小学生の頃まででしたので70~80年代中期までのアニソンに一番思い入れが深いですし、大好きです。
実際この時代までのアニソンが一番アニソンらしかったのかなと思います。

Show Me Your Space ~君の宇宙を見せて』《CK-703》〈作詞・作曲:古田喜昭/編曲:石田かつのり〉(02'45'')【1984】


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