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『HER FAVORITE SONG/MAYER HAWTHORNE』 [AOR]

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こんにちは。
ドメスティックなシングルを紹介していましたが、
洋楽も取り上げてみましょう。
メイヤー・ホーソーンの夏に出たニューアルバムからの12インチシングル。
『HER FAVORITE SONG』。

2009年にデヴューしたときは知る人ぞ知るインテリなソウルマニアな感じでしたけど、
アルバムを出すごとにメジャー感を纏って、当代の人気アーティストに躍り出ました。
そんなメイヤーさんの3枚目の新作『WHERE DOES THIS DOOR GO』。
これも実にファンの期待を裏切らない堂々たる仕上がり。
とっても気に入っています。
マニアな音楽ファンだけじゃなく、一見さんにも楽しんで貰えそうな間口の広いポップなサウンドです。
それまでのヴィンテージなブラックミュージック風からAOR~ブルーアイドソウルなムードも取り込んで。
マイケルの『スリラー』よろしく全曲シングルカット出来そうな内容を目指したそうで、ホント、全曲イイです。
メイヤーさんというと、これまでインテリっぽい眼鏡をかけていましたが、今作では眼鏡を外してます。
垢抜けてきました。
よりマッチョなセクシーなアーティスト像をアッピールしているのだと思います。
ソングライティングも歌声もますますセクシーになっていると思います。
ロビン・シックの新作と双璧をなす最新のブルーアイドソウル。

という訳で12インチの『HER FAVORITE SONG』。
ミディアムスローテンポのメロウファンクって感じでカッコいいです。
ねちっこくて、重心の低いビートが妖艶に揺らめきます。
そしてメイヤーさんのセクシーなヴォーカル。
ファルセットが実に美しい。
この曲ではゲストヴォーカルに英国の新進女流SSW、ジェシー・ウェアさんが参加してて、
淑やかで魅惑のコーラスを捧げています。
う~ん、素晴らしい。



メイヤーさんのヴォーカルを聴いてて、なんとなくドナルド・フェイゲンやダリル・ホールの両氏を足して割ったような歌声だなぁと思った次第。

12インチシングルという事で、
A面には残り2種類の同曲のリミックスが納められています。

まずはラージ・プロフェッサーによるリミックス。
ヒップホップ界の敏腕プロデューサー兼ラッパーによるサウンドはよりシンプルなバックトラックで、途中でご自身によるラップが入ります。

続いては、Oiverによるリミックス。
この方については存じ上げないのですが、これがとってもカッコいいです。
テンポをそれほど変えていないのですが、低音のビートがよりシャープでヴィヴィッドでダンサブルなサウンドに仕上がっています。



研ぎ澄まされたバックトラック。
カッコいいリミックスのお手本って感じで。

B面はA面の三曲のバックトラックのみを収録しています。

7インチに比べると12インチって買うことが稀です。
クラブで躍らせる目的もないし、ドーナツ盤の方が可愛いですね。
小西さんも先日出た『Groove』の最新号でのインタビューでシングル盤について7インチへの愛着を語られておりました。同感です。

『HER FAVORITE SONG』《B001891-11》〈Written by A.Cohen, W.Felder〉(03’34’’)【2013】


ホエア・ダズ・ディス・ドア・ゴー

ホエア・ダズ・ディス・ドア・ゴー

  • アーティスト: メイヤー・ホーソーン
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル
  • 発売日: 2013/07/17
  • メディア: CD



Where Does This Door Go [Analog]

Where Does This Door Go [Analog]

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Republic
  • 発売日: 2013/07/30
  • メディア: LP Record



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