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『My Sweet Love Song/カンバス』 [邦楽ロック10年代]

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こんばんは。
一月という年の初めと事で、フレッシュなミュージシャンを取り上げています。
別に一月だからという訳でもないですが・・・・。
正直に言うと、たった今思いつきました。
そういうことにして置きましょう。

であるからして、カンバス《canvas》です。
昨年にデヴューした博多出身の二人組のユニット。
デヴューアルバム『流星のベクトル』を昨年秋にリリースしました。

自主制作で出していたCD-R『こころでもっと』を手に入れて聴いたのは一昨年だったと思います。
70年代のシンガーソングライター物やR&Bやシティポップスに影響を受けたサウンドが気に入ってました。
その頃は三人組だったと思います。

今回は彼らが昨年の11月にリリースした7インチシングルを取り上げちゃいましょう。
My Sweet Love Song』。
カンバスのメロウなサウンドの魅力が遺憾なく発揮された一枚だと思います。
作詞作曲&ギター、ヴォーカルの小川タカシさんの声は聴けばお判りの通り、
元キリンジの堀込泰行さんに非常に似ています。
これは褒め言葉ですよ、勿論。
似せようと思ってる訳じゃないですが、自然と似ています。
という事は小田和正さんにも“どーも”なのです。
音楽センスも近くて素晴らしい。

哀愁漂うメロディが冬に沁みこみます。
都会の夜更けに瞬きます。
南 佳孝さんっぽくもありますね。
ゆらめく16ビート。

そしてこのサウンドをさらに魅力的にしているのがゲストのINO hidehumiさんのフェンダーローズ。
フェンダーローズと云えば、INOさん。
居残り佐平次じゃないですよ。
INOさんの魅惑的でムーディなローズの音色、色気があって香しい。



う~ん、マイルドな響き。

B面は同曲のリミックス。
題して『My Sweet Love Song BJK Remix』。
松尾宗能氏と渡辺祐介氏によるリミックス。
松尾氏は福岡の中古レコードPARKSの主催者で元インスタントシトロンのメンバー、渡辺氏はカフェSTEREOの店主。
オリジナルが都会的なら、リミックスは街の上空をしっとりと自由に漂ってる感じ。スペイシーな感じ。
曲の良さが損なわれていない素敵な仕上がり。

彼らは福岡を中心に活動をされていて、
福岡へは一度も行ったことは無いのですが、昔に“めんたいビート”と云われたころから、才能のある音楽家を多数輩出している場所ですね。
アイドルもそうですが、地方に根差した音楽活動というのはやはり大変ですけれど大切なことかなと思います。
東京だけが面白いモノが作れるとは今は限らないし、地方だからこそ面白いことが以前より多くなってきていると思います。
地方差が無くなってきています。
うまかっちゃんですね〈意味不明〉。

かつて、渋谷系華やかなりし頃、インスタント・シトロンやSmall Circle of Friends、そしてエレキハチマキらを“天神系”と評されていたコトがありました。
その系譜にカンバスが繋がっているのかも。


My Sweet Love Song』《HGR-0002》〈作詞作曲:小川タカシ/編曲:canvas〉()【2013】


流星のベクトル

流星のベクトル

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: インディーズ・メーカー
  • 発売日: 2013/10/05
  • メディア: CD



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