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『踊ろよ、フィッシュ/山下達郎』 [山下達郎]

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ハイ、こんばんは。
もう一枚、達郎さんネタでいってみよう。

つりビットのカヴァーを紹介したので、本家の方も紹介しない訳には行きますまい。

スルーすると見せかけて、ドーン
オリジナルの『踊ろよ、フィッシュ』、のプロモーション盤なり。
これは今から十数年前に、サンソンでの応募プレゼントで当たったモノです。
僕の中の少年』、『POCKET MUSIC』と今回の『踊ろよ、フィッシュ』のアナログシングル三枚セットで。
レアなプロモ盤のジェットストリームアタック!
僕の宝物です。

勿論、オリジナルシングル盤も持ってますからね。
あの、うろうろクマ歩きジャケです。

ジャケットに写る、やや露出度高めな水着を着た小麦色のマーメイドは石田ゆり子さん。
彼女がキャンペーンガールを務めた某航空会社のイメージソング。
キャンギャル出身のタレントさんの華やかなりしバブリーな昭和末期でありました。
高気圧ガール』も航空会社の夏のキャンペーンソングでした。

踊ろよ、フィッシュ』というネーミングからしてユニークですね。
“踊ろう”ですと、リズムに乗る言葉としてはハマりが悪い。

サウンドはラテンタッチのゴージャスなポップソング。
魅惑の異次元リゾートサウンド。
伊藤広規&青山 純コンビの的確で硬質なリズムに浮世離れした世界観が解き放たれます。
そして幾重にも重ねられた音の魔法。
立体感のある音像、迫力が違いますね。

魅力的なのはサウンドだけではなく、

“蘇る 虹のダイヴァー”
“きょうもインディゴの ほらアラベスク”
“プリズムのシーズン”
“ふいに 稲妻の ほらカタパルト”

など、達郎さんならではと云える、近未来感のある歌詞の言語感覚。

軽く聞き流されるだけに留まらない、達郎さんの音の説得力。


のちに発表されたアルバム『僕の中の少年』(1988)にも同曲は収録されるのですが、アレンジが大幅に異なります。
歌詞も若干異なりますし、サウンドもより軽快になってます。
さらに後にリリースされた2種類のベスト盤『トレジャーズ』(1995)、『OPUS』(2012)にも同曲は収録されていますが、シングルバージョンを元に、リミックスが微妙に施されています。
それだけにアルチザン・達郎さんのこだわりの深さが感じられますね。
つりビット版とくらべると実にアダルト・オリエンテッドっす。

B面は同曲のモノラル・バージョンです。
プロモ盤なのでAMラジオでのオンエアを想定しています。
勿論このシングルのみでしか聴けません。

ちなみに、一般的に市販されたオリジナル『踊ろよ、フィッシュ』のB面は『YOU MAKE ME FEEL BRAND NEW』。オン・ザ・ストリート・コーナー 2に収録された、スタイリスティックスのカヴァーです。

という訳なので、A面、B面とも実は未CD化なのです。

試験に出るかもしれないので、もう一度言っときましょう。

未CD化音源シングル》だす。

今回のシングルが『マニアック・ツアー』で披露されたかは、ナイショです。

う~ん、これもガラパゴス。


『踊ろよ、フィッシュ』《MOSE-124》〈作詞・作曲・編曲:山下達郎〉(04’48’’)【1987】


OPUS 〜ALL TIME BEST 1975-2012〜(通常盤)

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2012/09/26
  • メディア: CD



僕の中の少年

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ダブリューイーエー・ジャパン
  • 発売日: 1999/06/02
  • メディア: CD



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都市色

>makimakiさん、niceありがとうございます!
by 都市色 (2014-08-31 22:54) 

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