『アダムスキー/カーネーション』 [邦楽ロック10年代]
こんばんは。
青山陽一さんのシングルに続いては、
カーネーションです。
青山さんと直枝さんはかつてはメトロトロンのレーベルメイトでしたが、
その後、異なるさまざまなレコード会社の所属を経て、
再び現在共にP-Vineに籍を置いています。
勿論ファンの方なら百も承知の同じ誕生日同士。
カーネーションの2015年を締め括るニューシングル『アダムスキー』。
シングルのリリースとしては2009年の『ジェイソン』以来です。
ジェイソンとアダムスキー。
関連性はあるのでしょうか。
そういえば、『ジェイソン』でドラムを叩いていたのが、現在青山陽一 the BM'sのメンバーの中原由貴さんでした。
それはそれとして。
アダムスキー、というと、《空飛ぶ円盤》に遭遇したことのある方。
その体験から広まったUFOのイメージは不変です。
今回のシングルのジャケットにも円盤が映ってますね。
ジャケットのロケ地は東京の永福町にあるつり掘の武蔵野園。
孤独のグルメのエピソードでも有名です。
ジャケ写の摩訶不思議なイメージにも負けない『アダムスキー』の摩訶不思議なロックサウンド。
直枝さんの脳内を垣間見る様なストレンジな白昼夢のような世界。
混沌とした言葉の羅列を繋ぐホットでポップなロックンロール。
ひねくれていてもバンドサウンドの衝動的なパワーに惹かれます。
ちょっと巻き舌気味の直枝さんの唄声も気だるくってセクシー。
不動の大田譲氏のベース。
サポートの
張替智広氏のワイルドなドラム。
佐藤優介氏のバリー・アンドリュース気味なキーボード演奏。
ほんのり初期XTCっぽくもあり。
♪ 笑いながら泣いたりしてもいいよね?
良く判らないけど、いいとも。
因みにシングルを再生する回転数は33回転。
青山さんのシングルも33回転にすれば、両面にしなくても良かったのかも。
B面は『メテオ定食』。
こっちは45回転。
これまた掴み処の無い曲名。
近未来の空想世界のようなイメージの曲調とサウンド。
そして歌詞もカート・ヴォネガット・ジュニアの小説のようにSFっぽくてシニカル。
♪ 戦いたいなら“お前”が行ってください
このシングルにはダウンロードコードが付いていて、2014年のライヴ音源を聴くことが出来ます。
イイ曲がいっぱい。
あ、でもまだダウンロードしていませんでした。
これからしよう。
昨年は直枝さんは鈴木惣一郎氏のとのソギー・チェリオスのセカンドアルバムをリリース。
1973年前後のロックのダイナミズムと叙情を滾らせた名盤でした。
今年はカーネーションでの活動がメインなのでしょうか。
昨年末と年明けの先日に大阪でライヴを開催して下さったのですが、
都合が合わなくていけませんでした。
先日のライヴのあった土曜は仕事があって、開演の18時には間にあわないのです。
その代わりに、19時半からビルボード大阪で開催された吾妻光良&スウィンギンバッパーズのライヴを行きました。
これも仕事が何とか終わって急いで移動して電車を乗り継いでギリギリ間に合ったくらいで。
バッパーズは長年観に行きたいと思いつつ、都合が合わなかったのですがようやく観に行くことが出来ました。
大満足でした。
吾妻さんのエンターテイナーぶりに感激しました。
カーネーションのライヴも是非また行きたいと思います。
『アダムスキー』《P7-6213》〈作詞・作曲:直枝政広/編曲:カーネーション〉(05'14''’)【2015】
Carnation Billboard Live 2015 [LIVE DIRECT]"a Beautiful Day" 20th Anniversary Live
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: Amazon Records
- 発売日: 2015/08/22
- メディア: CD
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