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『いちご畑でつかまえて/サニーデイサービス』 [邦楽ロック10年代]

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こんばんは、
カーネーションの次は
サニーデイ・サービスです。
フロム・ローズレコード。
これもファンなら知らぬはモグリですが、
曽我部さんも青山さん、直枝さんと同じバースデイ。
8月26日はなんてメロディアス。

サニーデイ・サービスのライヴも昨年末に観に行きました。
大阪のメルパルクホール。
新幹線の新大阪駅の近く。
真野ちゃんのライヴもそこで観ました。
彼らの音楽をデヴューアルバムから追っかけていながらライヴを観に行くのは初めての事でした。
観る前はサニーデイは演奏があんまり上手くないのでは、と思っていました。
ところがメチャクチャ素晴らしい演奏でした。
ギター、ベース、ドラムのスリーピースでガンガンにバリバリに演奏してました。
もう勝手にヘタだなんて思い込んでいて申し訳ありませんでした。
テクニックもあると思いましたが、そんなコトではなく、ロックンロール・バンドとしての気合、スピリット、ガッツが凄い。
エモーショナル、エネルギッシュ。
卓越した曽我部さんのギタープレイ。
エレクトリックもアコースティックも良い音がします。
そして歌の圧倒的な巧さ。
ブンブンと弾けるベースを奏でながら田中 貴さんのコーラスも爽やかで。
ドラムは丸山晴茂さんでは無かったようです。
恐らく初恋の嵐のドラマー、鈴木正敏さんだと思われるのですが、パワフルなドラミングで前方の二人を盛り上げていました。
ニール・ヤングとクレイジーホースみたいでした。
カッコよかったです。
МCも控えめにこれまでの彼らの代表曲を惜しげもなくドンドン披露していて、あらためてイイ曲ばかりだと思いました。
90年代の僕の生活に溶け込んでいた曲たち。
世田谷での大学時代、そしてフリーター時代の記憶が蘇って来ました。

ライヴの本編ではみんなホールの客席に座って聴いていました。
じっくり楽しんで。
そしてアンコールでは曽我部さんが「みんなもっと前に来ていいよ」と言ったら、
待ってましたとばかりに客席を離れて多くのファンがステージ前方にかぶりつきで集まってきました。
みんな子供のように無邪気に演奏を楽しんでいました。
恐らく僕と同年代の、90年代に青春を送った方々なのでしょう。
僕は二階席だったのですが、楽しく観られました。
12月の最後の日曜日。
サニーデイ、サンデー。
ハートが芯から温まるようなライヴでした。

そんな彼らの新しいシングルがリリースされました。
いちご畑でつかまえて』。
大滝さんが聖子さんに書いた曲とは同名異曲。

16ビートのゆったりとしたリズムに乗って、
ゆらゆらと煌めくエレキギターのリフレインが耳に心地良いです。
ソフトな歌声と甘美なメロディが冬の厳しい空気を優しくほどいていきます。
曽我部さんのメロディメイカーぶりが遺憾なく発揮されています。
夜の闇をだんだんと明るく染め上げる朝日の様な爽やかさ。
この時期にぴったりなミディアムナンバー。
聴けば聴くほど味わいも増して。



B面は『コバルト』。
フォークロック調の作品。
気だるくセンチメンタルなムードに微睡みながら、ハートウォームなメロディを味わいます。
少年の様な曽我部さんの唄声も良いですね。
瑞々しいブルー。

う~ん、サニーデイ健在なり。
新年の名曲一番乗り。


サニーデイと言えば、
昨年に彼らが90年代に発表したアルバム群をアナログで再発しました。
再発されたのは『若者たち』『愛と笑いの夜』『Sunnyday Service』そして『24時』の4ダブル。
それ以外の3枚は90年代にアナログで出されました。
『Mugen』と『LOVE ALBUM』は持っています。
『東京』を買い逃したのが悔やまれます。
一度だけ三軒茶屋にあったレコファンで売っていたのを見かけたのですが、そのときは買わなかったのです。
所持金が足らなかったのか、覚えていません。
返す返す残念です。『Future Kiss』も持ってませんでした。
結成20年以上も経ちますが、サニーデイサービスはまったくそんな感じはしなくて、時間の経過を越えて年齢不詳な青いサウンドをこれからも聴かせてくれるのでしょう。

それと、このジャケットのアートワークはおなじみの小田島 等さんが担当されているのですが、

つい先ほどのツイートでデザインのアイディアを永井 博さんが手掛けられたサザンの『いなせなロコモーション』から得ている、とコメントされていました。
なるほど。
『いなせな~』はピンク色の地にピーマンのイラストが描かれてました。
『いちご畑~』は黄色の地にイチゴのイラスト。

サザンのあの曲もジャケットも良いですよね。
という訳で、

“サ”の付くバンド同士、
野菜と果物のジャケットについてのタネあかしでした。

チャンチャン。

『いちご畑でつかまえて』《ROSE195》〈作詞・作曲:曽我部恵一/編曲:サニーデイサービス〉(05’05’’)【2016】





苺畑でつかまえて [Analog]

苺畑でつかまえて [Analog]

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Independent Label Council Japan(IND/DAS)(M)
  • 発売日: 2016/01/15
  • メディア: LP Record



Sunny

Sunny

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ROSE RECORDS
  • 発売日: 2014/10/21
  • メディア: CD



サニーデイ・サービス

サニーデイ・サービス

  • アーティスト: 曽我部恵一
  • 出版社/メーカー: ミディ
  • 発売日: 1997/10/22
  • メディア: CD



東京

東京

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ミディ
  • 発売日: 1996/02/21
  • メディア: CD



本日は晴天なり

本日は晴天なり

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ROSE RECORDS
  • 発売日: 2010/04/21
  • メディア: CD



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